アメリカ空軍戦術戦闘機F-35A。安い!一杯積める!高性能!と、アメリカ軍の一つに何でも詰め込むのが大好きを形にしたような第五世代戦闘機。第四世代では不可能な高G戦闘機動だってへっちゃら。エスコートジャマー無しでも敵勢力下へ進出可能と、F-22みたいな無茶は出来ないけど、その代り汎用性を最大限持たせたよ、と言うスーパー戦闘機。F-35Bを見るに前線基地で運用して整備の時に母艦に戻すみたいな、なんでその性能でヘリみたいな運用できるんだよ!な優れた整備性も併せ持ってる辺り、中々に優等生。
そんなF-35Aですが、タミヤから「これが現代のプラモだ」とでも言うような素晴らしいキットが登場してしまったので、存在感の薄いハセガワのF-35A。タミヤ発売前に買って置いておいたのを忘れていたので、今のうちにパパっと組み立ててしまいます。なにせこのキット飛行状態をデフォルトで再現可能なので、直ぐに完成できる予感がします。
パッケージの表記にある「戦術」?F-22がワルシャワ機構軍の防空網すり抜けて領域で航空優勢を確保する事を目的としているのに対して、そんなヤバい任務以外ならマルチロールに大体何でもこなせるぜ!と言う意味合いなんでしょうか?
最近のタミヤだとかアカデミーのように一体成型で上下張り合わせで簡単、オマケに飛行姿勢で作れるとあってスグに作れそう。
と思いきや・・・バリが目立ちます。
上下のパーツにインテイクとエンジンを組み込むので、これが胴体上下左右の位置と強度を保証してくれる筈です。
全然合いません。スナップフィットみたいなオーラ出しておいて、まんまスケールモノのお約束みたいな状態じゃないですか⁉
まあアカデミーだって擦り合わせ必須ですし・・・大目に見ましょう・・・一応ハセガワの飛行機としては最も新しい部類でタミヤのF-16と発売時期大差ないはずなんですが・・・
外壁に合わせて張り合わせましたが、それでもインテイク部分とボディに隙間が空いています。
まあ覗き込まなければ見えないので、ユーザーが自分で埋めてねとの事でしょうか。
目立つ部分がだいたい均一になったので上下の張り合わせ・・・今度は上下が合わない⁉
半分スナップフィットなのに?
どうやら設計ミスらしく、機首を基準に合わせるとパーツがズレるようで、パーツの上下をあわせるとパチっとはまります。
パーツの上下を合わせた結果、F-35の実機には実在しない段差が出来ます。シタットブルーみたいな構造だとしても、あれは鋭角部を目一杯引き延ばした結果なので、こんな上部が一回り大きい下側に乗るような構造にはならない筈。
仕方ないのでパテで埋めておきました。
インテイク周りだとか合わせ目だとかはもう知りません。カッコいいF-35はタミヤに任せましょう。
とりあえず塗装します。
エンジンを後からねじ込めるので塗装を別々に行えるのは良いですね。
アメリカ空軍ってこんな塗装だったよね。
と言うことで完成。上下パーツのズレさえ無ければお手軽に作るには良いキットだと思ったのですが。
鋭角部分に合わせ目来ると削る時どうしてもヌルっとしてしまうんですよね。ここまで一体成型できるなら合わせ目の位置も平面に持って来て欲しい所です。
説明書には自然な流れで穴を開ける様に書いてあったので機体の上下に穴を開けましたが、これレーダーリフレクターじゃないですか⁉穴開けてパーツ取り付ける必要無かったですね。
F-16と比べるとマッシブ。とは言え第四世代機と違って翼端や主翼下にパイロンやミサイルを付けないので、機体自体がゴツイ分を除いてもシルエットはスマートに見えます。
ランディングギアが無い分ブンドドし易いのは良いですね。タミヤが発売前に買って放置してたものなので仕方ありませんが、今から買うなら擦り合わせだとかを試行錯誤するなら+1,000円でタミヤのF-35で良いかなと思いました。
キャノピーのマスク余っているので、今回の経験を糧に、今度はギア出した状態で作るのもアリかなと。
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