軽い・早い・小さい!ナチスドイツの第二次世界大戦初戦を支えたⅡ号戦車。
1971年発売と発売から半世紀を過ぎた令和の時代においても現役で売られている息の長い1/35スケールⅡ号戦車F型。
前回作成した74式もお値段2,000円強とお値段控えめでしたが、Ⅱ号戦車F型に至っては1,000円弱と買うしかない!と言う破格の安さ。そういえばタミヤは飛行機も1/48スケールの旧製品はお安いですよね。それでいてキチンと形になるんだから初心者の味方です。
そろそろ黒いMDFボード買った方が良いのかも知れない・・・
このプラモデルは戦車本体以外に4人の兵士が付属するので、それを除くとランナー2枚に車体の上下とすぐにでも形になりそうなパーツの少なさ。既に完成形が見えているって気持ち的に楽で良いですね。
流石にバリが多いものの、ナイフでカリカリすると綺麗なパーツになる辺りは流石はタミヤです。
組み立てると砲塔や車体の組付け部分に隙間が出来るものの、パーツの精度は抜群で、50年前のプラモデルだとは思えない組み立てやすさです。隙間は接着してしまっても塗装時の取り回しに問題無さそうなのでパテで埋めました。一体化した車体は元がモーターライズ仕様なので、車体下部に空いていた穴から砲塔リングまで持ち手を串刺しにして、クルクルと持ち手を動かして車体塗装しました。
串刺しにしてしまうと紙コップの上で塗装する時のように落ちてしまうこともないので、ストレスフリーで楽ですね。
これもモーターライズ仕様だったからなのか、車体後部上面のグリル部分はそのまま穴が開いていて中が丸見えだったので、裏側から適当なプラ板を張り付けて目隠ししました。モーターが搭載されていた時の排熱口だったのでしょうか?
予備履帯を留める金具ですかね?周辺がヤスリ掛けで凹んでしまいました。サーフェイサーで何とかなるかと思いました、メタリック塗装はダメでした・・・メタリック塗装で下地の処理が大切と言うことを実感。
最後にMMPのインデッセントターコイズを吹いたら完成です。
爽やかな青色のはずなんですが、頭の隅をチラつくマキタの工具・・・
砲身?銃身?に穴が開いていなかったのでピンバイスで穴を開けてみましたが、開口するだけで雰囲気が良くなりますね。
MMPは塗装が乾くのが遅いんですね・・・ちょっと砲塔と後付けしたパーツの塗装が剥げてしまいました・・・ヤスリ跡ともども遠めに見れば気にならない。
それよりも履帯を焼き止めしたら千切れてしました・・・適当なワイヤーで縛っておきましたが、細い履帯はチョンと充てて溶かすくらいで良いんですね。
Ⅱ号戦車は転輪の裏側も塗装しておかないと場合によっては見えてしまうことに写真を撮っていて気づきました・・・戦車は実車も塗装の重ね塗りするから砂漠迷彩のうえにメタリック塗装されちゃったと言うことにしましょう。
塗装の乾燥で時間がかかりましたが、組み立て自体は数時間もあれば終わってしまったうえに、お値段も手ごろなのでサクッと何かを作りたいなって言う時に良いですね。
個体差なのかパーツの時点で傷が多くついていたのと、砲塔リングが砲塔と同じ幅なのかはめたら砲塔が回らなくなってしまったので、リング部分をヤスリで削ったくらいで、初心者でも簡単に作れました。入門キットなんて言われる事もあるようですが、作ってみて納得です。
いつの間にか増える1/35AFV。
Ⅱ号戦車は第2世代MBTと比べると、それホントに同じスケール?って疑いたくなる小ささで可愛らしいです。
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